FTLとLTLとは?
貸切トラック(FTL:full truck load)は、車両全体を1社の荷送人の貨物に割り当てることを指し、混載(LTL:less than truck load)は、異なる荷送人の貨物を同じ車両にまとめることを指します。FTLでは、荷送人は空いたスペースの分も含めて1運行分を負担し、LTLでは、占有したスペースの分を、ローディングメーター(LDM)または課金重量で測って支払います。
実務上、FTLとLTLの違いは何ですか?
違いは、車両全体を1社の荷送人に割り当てるかどうかです。貸切トラック輸送では、トレーラーの積載能力のすべてが1つの貨物に充てられ、車両は積み込み先から荷下ろし先まで、積み替えなしで走ります。混載では、異なる荷送人の貨物が同じ車両に組み合わされ、通常は混載倉庫で集荷し、仕向地で再び仕分けられます。FTLでは貨物が荷役されないため、損傷や取り違えのリスクが低く、輸送時間も予測しやすい一方、空いたスペースの分も料金を支払うことになります。LTLでは、占有したスペースの分だけを支払います。その反面、集荷と配達の巡回、中継ハブでの待機、同じ車両に載っている他の貨物の通関上の問題が、お客様の貨物の所要時間にも影響することがあります。
スペースはどのように測られ、料金はどう決まりますか?
陸上輸送の計量単位はローディングメーター(LDM)で、トレーラーの全長13.6メートルのうち、貨物が占める長さ(メートル)を指します。80×120 cmのユーロパレットを横に並べるとおよそ0.4 LDM、100×120 cmの産業用パレットはおよそ0.5 LDMを占めます。料金計算では、実重量とその容積換算値が比較されます。業界で一般的な換算は、1 LDM当たりおよそ1,750 kg、1 m³当たりおよそ333 kgで、大きいほうが使われます。ローディングメーター計算ツールがパレットについてこの計算を行い、容積重量では、ほかの輸送モードにおける同じ考え方を説明しています。
何量から貸切トラックが適していますか?
明確な閾値はありません。判断は、混載の単価が貸切トラックの運賃に近づく時点で下されます。実務上は、混載の合計がユーロパレット約12〜14枚、約5〜6 LDMになると、貸切トラックの運賃に近づき始めます。重くて密度の高い貨物では、閾値はもっと早く訪れます。標準的な13.60メートルのカーテンサイドトラックには、通常、ユーロパレットサイズで33枚が載ります。適切な方法は、同じ日に両方の案を見積もって比較することです。
所要時間とリスクはどう変わりますか?
貸切トラックは1台の車両に紐づくため、所要時間は予測しやすく、積み込みから荷下ろしまで貨物が荷役されないため、損傷のリスクは低くなります。混載は、集荷の巡回や中継ハブでの待機で長くなることがあり、荷役の回数も増えるため、リスクは相対的に高くなります。選択は通常、容積、緊急度、貨物の壊れやすさの間のバランスで決まります。いずれの場合も、運送はCMR運送状で記録されます。
貸切トラック(FTL)と混載(LTL)の比較
| 比較項目 |
貸切トラック(FTL) |
混載(LTL) |
| 車両の使い方 |
トレーラー全体を1つの貨物に割り当てる |
異なる荷送人の貨物をまとめる |
| 料金の基準 |
1運行当たり。空いたスペースの分も荷送人が負担する |
占有したLDM、または課金重量 |
| 積み替え |
なし。積み込み先から荷下ろし先まで直行 |
混載・配送倉庫で荷役が発生する |
| 所要時間 |
予測しやすく、1台の車両に紐づく |
集荷の巡回や中継での待機で長くなることがある |
| 損傷のリスク |
荷役がないため低い |
荷役が増えるため相対的に高い |
| 向いている貨物 |
大容積、緊急、壊れやすい・繊細な貨物 |
少量、定期的な出荷、納期に余裕がある貨物 |
よくあるご質問
FTLとLTLのどちらが安いですか?
一概には言えません。判断は、混載の単価が貸切トラックの運賃に近づく時点で下されます。貨物がトレーラーのごく一部しか占めない間は、占有したスペースの分だけを支払い、単価が貸切トラックの運賃に近づくにつれて、貸切トラックのほうが有利になります。適切な方法は、同じ日に両方の案を見積もって比較することです。
FTLでは空いたスペースの分も支払うのですか?
はい。貸切トラック輸送ではトレーラーの積載能力のすべてがお客様の貨物に割り当てられるため、料金は1運行当たりで、空いたスペースの分も荷送人が負担します。これは、積み込み先から荷下ろし先まで積み替えなしで走る車両との引き換えです。
ローディングメーターとは何ですか?
ローディングメーター(LDM)とは、トレーラーの全長13.6メートルのうち、貨物が占める長さ(メートル)で、混載のスペースを測る単位です。計算の標準的な基準幅は2.40 mです。ご自身のパレットについては、ローディングメーター計算ツールで計算できます。
冷蔵貨物は混載で運べますか?
はい。ただし、冷蔵車での混載では、同じ温度帯の製品しか組み合わせられず、ドアを開ける回数も計画に含めます。冷蔵輸送で決め手となるのは、温度管理を途切れさせないことです。