CBM(立方メートル)計算ツール
梱包の寸法から貨物の立方メートル数を求め、運賃トンを確認できます。
CBMは、貨物の容積を立方メートルで表したものです。メートル単位の幅 × 長さ × 高さに、梱包数を掛けて求めます。海上LCLでは、この数値によって運賃がどの単位で課金されるかが決まります。航空や陸上の混載では、同じ寸法を除数で割って容積重量に換算します。センチメートルのままメートルに換算せずに入力するのは、最も多い間違いの1つです。上の計算ツールが換算を行います。
計算方法
計算式:CBM = 幅(m)× 長さ(m)× 高さ(m)× 梱包数。センチメートルを使う場合は、3辺をすべて100で割ります。立方センチメートルを立方メートルに換算するには、1,000,000で割ります。例:120 × 80 × 90 cmのカートン6個。メートルに換算:1.20 × 0.80 × 0.90 = 0.864 m³。6梱包なら、0.864 × 6 = 5.184 CBMです。同じ寸法をセンチメートルのまま掛けると864,000になります。これは立方センチメートルであり、換算せずに使うと結果は100万倍になってしまいます。寸法は梱包の外寸で、パレット、木箱、ストレッチフィルム、はみ出し部分を含みます。
立方メートルで料金を支払う理由:運賃トン(R/T)
海上LCLは運賃トン(R/T)で課金されます。ルールはW/M(重量または容積)と表記されます。貨物の立方メートル数をトン単位の重量と比較し、大きいほうで課金します。海上では1 CBM = 1,000 kgが換算の基準です。5.184 CBM・2,600 kgの貨物では、容積(5.184)が重量(2.6)より大きいため、5.184 R/Tで計算されます。同じ容積で重量が7,000 kgなら、代わりに7 R/Tが適用されます。一般的な商業貨物の密度は、ほとんどの場合1立方メートル当たり1,000 kgをはるかに下回るため、LCLでは実際には容積に基づいて請求されます。ほとんどの運賃表には最小単位もあり、計算結果が1 R/Tを下回っても、最低1 R/Tが適用されます。詳しくは、運賃とFCLとLCLをご覧ください。
- 比較:立方メートル ↔ トン、大きいほうを適用
- 換算:1 CBM = 1,000 kg
- ほとんどの運賃表で最低1 R/Tを適用
パレットも容積に含まれます
パレット積みの貨物では、高さはパレットの底から貨物の最も高い点まで測ります。EPAL規格のユーロパレットは1200 × 800 × 144 mmなので、貨物を載せる前から14.4 cmの高さがあります。ユーロパレットに130 cmの貨物を積んだ場合、計算は1.20 × 0.80 × 1.444 = 1.386 CBMです。同じ貨物をパレットの高さを数えずに1.30 mで計算すると、1梱包当たりおよそ0.138 m³を過少申告することになり、10パレットでは1.38立方メートルに達します。ストレッチフィルムや突き出た角による数センチも同様に数えます。倉庫で貨物を再測定した結果、申告より大きい容積が出た場合は、通常、修正請求書として戻ってきます。最初から実際の外寸を申告するほうが安く済みます。
- ユーロパレット:120 × 80 cm、パレットの高さ14.4 cm
- 産業用パレット:120 × 100 cm
- 測定に含まれるもの:パレット、木箱、コーナープロテクター、ストレッチフィルム、はみ出し部分
積み重ねできない貨物:課金される容積が大きくなる
積み重ねができない貨物では、課金される容積が実際の容積より大きくなることがあります。混載用コンテナでは、上に何も載せられない梱包があると、その梱包自身の高さだけでなく、天井までの柱全体が使えなくなります。そのため一部の船会社は、積み重ね不可の梱包の高さをコンテナの内高とみなします。20'と40'の標準コンテナでおよそ239 cm、40' HCでおよそ269 cmです。120 × 80 × 60 cmの梱包は0.576 m³ですが、このルールでは1.20 × 0.80 × 2.39 = 2.294 m³で課金されることがあります。運用は船会社ごとに異なり、統一された基準はありません。貨物が積み重ねできない場合は、見積もりの段階から差額が反映され、後から修正請求書で発覚することのないよう、ブッキング前にお伝えください。
- 積み重ねできない梱包は、高さがコンテナの内高まで引き上げられる場合があります
- ルールは船会社によって異なり、共通ではありません
- ブッキング前に申告してください
よくあるご質問
CBMと運賃トン(R/T)は同じものですか?
いいえ。CBMは貨物の物理的な容積で、運賃トンは請求に使われる単位です。海上LCLでは、立方メートルとトンを比較し、大きいほうが運賃トンになります。5.184 CBM・2.6トンの貨物では運賃トンは5.184で、同じ容積で重量が7トンなら運賃トンは7です。どちらの場合もCBMの計算は変わらず、変わるのは、どの値を課金の基準とするかだけです。
センチメートルの寸法を立方メートルに換算するにはどうすればよいですか?
方法は2つあります。3辺をすべて100で割ってメートルのまま掛ける方法と、センチメートルのまま掛けて結果を1,000,000で割る方法です。どちらも結果は同じです。120 × 80 × 90 cmの場合:1.20 × 0.80 × 0.90 = 0.864 m³、または864,000 ÷ 1,000,000 = 0.864 m³。よくある間違いは、センチメートルのまま掛けて割るのを忘れ、100万倍の容積を書いてしまうことです。
箱の内側と外側のどちらを測りますか?
外側です。運送人は、貨物が船や車両で占めるスペースに対して課金し、それが梱包の外寸だからです。パレット、木箱、コーナープロテクター、ストレッチフィルム、はみ出し部分を含み、高さはパレットの底から最も高い点まで測ります。倉庫で再測定した容積が申告より大きければ修正請求書になるため、最初から外寸を伝えるほうが安全です。
サイズの異なる梱包がある場合は、どう計算しますか?
サイズごとにグループに分けて別々に計算し、合計します。同じサイズの梱包は1行にまとめて掛け、異なるサイズごとに新しい行を設け、最後に全行のCBMを合計します。総重量も同様に合計し、容積と比較します。比較は常に出荷単位で行います。平均的な梱包を1つ仮定して計算すると、特に大きな梱包がいくつか含まれる出荷では、容積を過小に見積もることになります。
航空・陸上輸送でもCBMは使いますか?
間接的に使います。航空と陸上の混載では、課金は立方メートルではなく容積重量に基づき、容積重量は同じ寸法を除数で割って求めます。一般的な除数は、航空が6000、陸上が3000です。この2つのモードではキログラムで比較し、海上では立方メートルとトンで比較します。計算の考え方は変わらず、変わるのは単位だけです。容積重量計算ツールをご覧ください。